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12/06のツイートまとめ

yamamoto7hei

■山本七平botまとめ/【言葉を重んじるセム族の伝統①】すべてを言葉にしなければ無効/字引きも作らずに親アラブとは……https://t.co/gh0ToWEv4l
12-06 00:00

■山本七平botまとめ/【言葉を重んじるセム族の伝統②】/「初めに言葉あり」の真意/「いわく言い難い」ものはないhttps://t.co/CVrgzB9ECD
12-06 00:10

■山本七平botまとめ/【正統と異端・護教論とその裁定①】仏教と十字架のキリスト/新約編集史=西洋の精神形成史/日本には生じなかった護教(弁護)論https://t.co/Ih1P39kryL
12-06 00:20

■山本七平botまとめ/【正統と異端・護教論とその裁定②】古い護教論の一例/アピオンの批判とヨセフスの反論https://t.co/SlZdQ6pXzi
12-06 00:30

■山本七平botまとめ/【正統と異端・護教論とその裁定③】裁定者ローマ皇帝の前での討論/ローマ皇帝の裁定/日本に予想される困難https://t.co/8Sw5jToxXl
12-06 00:40

■山本七平botまとめ/【言葉の差――神概念の相違】神・エロヒム・テオス/「私はBeingである」とは/この基本的相違をどうするかhttps://t.co/aEwOPwlS5n
12-06 00:50

■山本七平botまとめ/【ものの見方の差】日本にない対立概念/日本のばあいは二元論/すべてに誤る善玉悪玉観/ローマ法の世界と自然法の世界https://t.co/eGsR6YlB4M
12-06 01:00

■山本七平botまとめ/【偉大なるリアリスト・孔子の素顔/乱世にひたすら秩序を求め続けた「偉人」の生涯①】シャカやキリストのような”生誕伝説”のない孔子/「十有五にして学を志す」――晩学・独学による出発https://t.co/aoMDhCf5FB
12-06 01:10

■山本七平botまとめ/【偉大なるリアリスト・孔子の素顔/乱世にひたすら秩序を求め続けた「偉人」の生涯②】「冨」は否定せず、それを得る自らの規範こそが問題/教育は「時に興り、礼に立ち、楽に成る」/「三十にして立つ」古典の学習は終了https://t.co/aQG3oQ3B3O
12-06 01:20

■山本七平botまとめ/【偉大なるリアリスト・孔子の素顔/乱世にひたすら秩序を求め続けた「偉人」の生涯③】周王朝の伝統「礼」に新しい秩序の理念を発見/いかなる体制であれ、秩序は常に「形」を伴うhttps://t.co/UxRjY8quVD
12-06 01:30

■山本七平botまとめ/【偉大なるリアリスト・孔子の素顔/乱世にひたすら秩序を求め続けた「偉人」の生涯④】「四十にして惑わず」政略家・孔子の誕生/「天命を知る」模範国家の実現に腐心する政治家・孔子https://t.co/duX7TH3O3J
12-06 01:40

■山本七平botまとめ/【偉大なるリアリスト・孔子の素顔/乱世にひたすら秩序を求め続けた「偉人」の生涯⑤】何度も起こった孔子暗殺未遂事件/高弟顔淵の死、最愛の弟子子路の死/「古典」とは、常に人の発想を新たにするものhttps://t.co/Oc4TbUYs0w
12-06 01:50

■山本七平botまとめ/【変換期にみる日本人の柔軟性/ベンチャーの精神①】明治における企業はすべてベンチャービジネスであったhttps://t.co/2AoPvf6IEo
12-06 02:00

■山本七平botまとめ/【変換期にみる日本人の柔軟性/ベンチャーの精神②】「これより先に行くな(non plus ultra)」というタブーを破った元祖ベンチャービジネスマン、コロンブスhttps://t.co/KgSzuOrWyR
12-06 02:10

■山本七平botまとめ/【変換期にみる日本人の柔軟性/ベンチャーの精神③】創業者が備えている三つの才能、シーアー(予言者)、アジテイター(煽動者)、オルガナイザー(組織者)https://t.co/L8Mcts3Kxp
12-06 02:20

■山本七平botまとめ/【変換期にみる日本人の柔軟性/ベンチャーの精神④】創造的破壊者であったコロンブスの末裔たちhttps://t.co/LMxGcq8azU
12-06 02:30

■山本七平botまとめ/【変換期にみる日本人の柔軟性/企業家の精神①】三百年続いた幕藩体制の経済的側面を支えた「勤労のエートス」と「企業家精神」https://t.co/rB7N2I5jHZ
12-06 02:40

■山本七平botまとめ/【変換期にみる日本人の柔軟性/企業家の精神②】上杉鷹山の企業家精神https://t.co/a6rsVHYICh
12-06 02:50

■山本七平botまとめ/【変換期にみる日本人の柔軟性/企業家の精神③】日本資本主義の特色https://t.co/FYSSMEP7D6
12-06 03:00

■山本七平botまとめ/【変換期にみる日本人の柔軟性/企業家の精神④】武家の伝統に忠実だった”ニューマン”織田信長https://t.co/Qlkc3EFtag
12-06 03:10

■山本七平botまとめ/【変換期にみる日本人の柔軟性/企業家の精神⑤】企業家精神の持ち主はチェンジ・テーカー(変化を受ける人)ではなく、チェンジ・メーカー(変化を作り出す人)https://t.co/vnRtWocvkn
12-06 03:20

■山本七平botまとめ/【変革期にみる日本人の柔軟性/科学技術の導入①】明治期の進歩的文化人にとって排除すべき迷信に過ぎなかった宗教https://t.co/ihAOE8BQpa
12-06 03:30

■山本七平botまとめ/【変革期にみる日本人の柔軟性/科学技術の導入②】新しい技術や製品に対し、宗教規範や生活規範に基づく拒否反応が一切無かった明治の庶民https://t.co/h52NrZwTiH
12-06 03:40

■山本七平botまとめ/【変革期にみる日本人の柔軟性/科学技術の導入③】無宗教的・擬似科学的・近思録的世界観の持ち主、日本人https://t.co/2fTXCk0jA3
12-06 03:50

■山本七平botまとめ/【変換期にみる日本人の柔軟性/「不易」と「流行」①】先入観や偏見が一切無く「情報敏感人間」であった不倒翁、渋沢栄一https://t.co/k018vBlbCu
12-06 04:00

■山本七平botまとめ/【変換期にみる日本人の柔軟性/「不易」と「流行」②】「富国強兵」を目標とした大久保利通、それに逆らい「富国富民」という目標に邁進した渋沢栄一https://t.co/nVkK9YiDDs
12-06 04:10

■山本七平botまとめ/【変換期にみる日本人の柔軟性/「不易」と「流行」③】流行には敏感だったが、それにおぼれることが無かった「不易」の人、渋沢栄一https://t.co/L4WVks9CTq
12-06 04:20

■山本七平botまとめ/【十五年周期仮説でみる昭和史/戦後のパイロット・プラント、大正①】終戦と大正自由主義https://t.co/nevtfW8hPV
12-06 04:30

■山本七平botまとめ/【十五年周期仮説でみる昭和史/戦後のパイロット・プラント、大正②】戦後よりも、よりよく機能した大正民主主義https://t.co/Cuos11IP36
12-06 04:40

■山本七平botまとめ/【十五年周期仮説でみる昭和史/戦後のパイロット・プラント、大正③】自由主義・資本主義堅持という「不易」の方針が無かった為に失敗した昭和https://t.co/wamx7TD0zN
12-06 04:50

■山本七平botまとめ/【十五年周期仮説でみる昭和史/昭和における変動①】マスコミが騒ぐ話題の予測は当たらないhttps://t.co/rq1vr99YYi
12-06 05:00

■山本七平botまとめ/【十五年周期仮説でみる昭和史/昭和における変動②】日本の革新勢力が保守よりも保守的な理由/「保守のための革新」が明治以降の日本人の生き方https://t.co/sQLu9StFAx
12-06 05:10

■山本七平botまとめ/【十五年周期仮説でみる昭和史/昭和における変動③】意識の転換は商品の選択に現れる/オイルショック後紙くず化したベストセラー田中角栄伝https://t.co/swwKnZJAyA
12-06 05:20

■山本七平botまとめ/【十五年周期仮説でみる昭和史/昭和における変動④】明治以来一貫してエネ不足に苦しんだ日本において唯一の例外だった1960年代https://t.co/k6WDpMTRc3
12-06 05:30

■山本七平botまとめ/【十五年周期仮説でみる昭和史/昭和における変動⑤】エネ不足にお家芸「維持のための変革」で対応することしかできない日本https://t.co/aeqvqdRoKp
12-06 05:40

■山本七平botまとめ/【十五年周期仮説でみる昭和史/昭和における変動⑥】高齢化社会が若者の保守化・老成化を促進するhttps://t.co/Na53iNRYyu
12-06 05:50

■山本七平botまとめ/【十五年周期仮説でみる昭和史/昭和における変動⑦】日本の社会保障が高福祉高負担にならない理由/社会的階級意識がなく、一揆的一体感が優先する日本社会https://t.co/dDmJ49jR7Z
12-06 06:00

■山本七平botまとめ/【十五年周期仮説でみる昭和史/昭和における変動⑧】会社組織という機能集団が”一揆的共同体”に転化している日本社会https://t.co/AgDDp8JJ9g
12-06 06:10

■山本七平botまとめ/【十五年周期仮説でみる昭和史/昭和における変動⑨】日本社会における高齢者問題は共同体内に隠居制を設けて対応すべしhttps://t.co/i7eoF5KcIL
12-06 06:20

■山本七平botまとめ/【1990年代の日本/潜在化する意識の転換①】1990年代の日本は休養・休止願望の時代https://t.co/mX3EYyTXt8
12-06 06:30

■山本七平botまとめ/【1990年代の日本/潜在化する意識の転換②】日本人の休養・休止願望が招いた「仕事本位なアメリカ人など居ない」という誤った思い込みhttps://t.co/HRVM13QzBg
12-06 06:40

■山本七平botまとめ/【1990年代の日本/潜在化する意識の転換③】実態から程遠い「日本健全、アメリカ不健全、日本人働き蜂、アメリカ人レジャー本位」という印象批評https://t.co/bUtA1yNfdz
12-06 06:50

■山本七平botまとめ/【1990年代の日本/潜在化する意識の転換④】休養・休止願望期における安易な無責任論的主張「なるなる論」https://t.co/PKFawKxw4X
12-06 07:00

■山本七平botまとめ/【1990年代の日本/潜在化する意識の転換⑤】「なるなる論」から「する論」へと「なる」危険性/大戦争を「した」のではなく、いつの間にか大戦争に「なっていた」戦前の日本https://t.co/CTbs3r17KX
12-06 07:10

■山本七平botまとめ/【1990年代の日本/潜在化する意識の転換⑥】「倫理を叫ぶマスコミ」ではなく「商法改正」によって封じ込められた総会屋https://t.co/eQPpoepmeo
12-06 07:20

■山本七平botまとめ/【1990年代の日本/潜在化する意識の転換⑦】合理的な新しい法が新しい常識をつくるhttps://t.co/md0nQVXcMU
12-06 07:30

■山本七平botまとめ/【1990年代の日本/1990年に向けて①】日本の国際的地位を保証する大前提「経済的優位の維持」は大丈夫か?https://t.co/GDrfpmfpAx
12-06 07:40

■山本七平botまとめ/【1990年代の日本/1990年に向けて②】日本民族の履歴書の中には西欧民主主義(ウエスタン・デモクラシー)という言葉はないhttps://t.co/1FZNr23XqZ
12-06 07:50

⑫【山本】日本は「忠孝一致」ですから、「孝」の原則が「忠」のほうにくっついてしまうんです。儒教の影響を受けたとはいっても、組織の原則については、まるで受容していません。【岸田】確かにそうですね。
12-06 08:12

⑬【山本】そこで日本人の純粋さの根源に何があるか、ですが、これはやはり擬制の血縁に対する徹底的な奉仕から来ているようですね。三度諌めたあとで去ってしまうのは不純である。あくまで無私であり、自己否定でなくてはならない。
12-06 08:42

⑭【岸田】つまり無私とは自我を捨てること。自我の何らかの利益のために行動すれば不純になりますものね。
12-06 09:12

①【純粋信仰/分裂病時代の日本】【山本】ただ、吉田松陰の場合を考えると、彼は、山鹿素行の系統で、『中朝事実』派で、日本こそ中国なりと考えた宗派に属しますが、彼の忠誠の対象が何であったのか、そこがはっきりしない。天皇か、主君か、藩というものか。<『日本人と「日本病」について』
12-06 09:42

②【山本】むしろ彼の場合は非常に抽象的なものに対する忠誠、疑似宗教的というのか、神への忠誠、思想への忠誠に近いものがあるんですね。やっぱり尊皇思想も一つのイデオロギーである以上、血縁関係を超えて押し出される面もあるわけであって、珍しいタイプにはちがいないが、(続
12-06 10:12

③【山本】続>明治という時代にはなかったわけじゃない。だからヨーロッパ人からは明治の人のほうが尊敬されるんですよ。形はちがっても、自分の国はこうだという思想を持っていたわけですから。【岸田】なるほど。
12-06 10:42

④【山本】松陰、松陰と騒がれる時代は、従ってこの思想、疑似思想が徐々に失われつつある時代だといってもいいでしょうね。一つの郷愁なんです。松陰の思想をつきつめれば、どうしても天皇が幕府の手で牢獄につながれているという発想になる。
12-06 11:12

⑤【山本】それを解放しようというからには幕府から弾圧を受けて当然ですよね。ところが、先ほども申しましたが、天皇制をつくろうという思想は、天皇制ができてしまうとむしろ障害になる面もある。それが体制というものですから。
12-06 11:42

⑥【山本】だからこそ、二・二六のときになって天皇が牢獄に入っているという理論が息を吹きかえすんです。磯部浅一たちの考えたことは、維新の志士を純粋なものとみて、彼らに対して自分たちが感情移入を行い、同じように純粋に行動すれば昭和維新ができる、こういう考え方ですよ。
12-06 12:12

⑦【山本】おおざっぱにいうと大正時代というのは機関説でやってきた時代なんです。「君臨すれども統治せず」の原則がほぼ出来上った時代。ところが昭和三年、これも一つの外圧には違いないが、金融恐慌で日本経済が破綻をきたすと、どうしたらいいかわからない混迷の空気が俄かに濃くなってくる。
12-06 12:42

⑧【山本】どこかが間違っているという意識と共に、それを正すイデオロギーとして尊皇思想がまた引っぱり出されてくる訳です。元々尊皇思想家には明確なプランがあったと思うんですよ。ところが昭和六年の満州事変から二十年の終戦まで、それではいかなる基本思想があったのかというと何もない。
12-06 13:12

⑨【山本】というのは、明治は体制ができてしまうと、すぐに浅見絅斎のような思想を消してしまった。消せばよいというのは、戦後に教科書にスミを塗らせたのと同じ発想ですが、スミを塗れば思想が消えると思っている幼稚性は、もうどうにもならないですな。
12-06 13:42

⑩【山本】その為、その思想に基づく規範が、その理由が不明なまま残って呪縛のようになってしまう。その為、そこにあるのは純粋さを継承しているという意識だけだった。北一輝の『日本改造法案大綱』などごった煮の最たるもの…雑炊…です。雑炊からは現実に機能する理論は生まれませんものね。
12-06 14:12

⑪【山本】ですから、明治以来、尊皇思想を一個の思想的系譜として分析し、再把握し、その上でこれを止揚した形跡は全くないといってもいい。楠木正成は出てきても、誰が彼を最初に評価したのかという系譜は消えてしまう。
12-06 14:42

⑫【山本】それはちょうど、共産政権成立の由来を細かく分析されたのでは、スターリンも毛沢東も困ってしまう、それと同じ事情があったわけです。伊藤博文なんて、どうみても純粋じゃありませんからねえ。(笑)
12-06 15:12

①【岸田】僕はこれを例によって精神分析的に眺める訳ですが、結局、明治という時代は突然かつてない外圧に晒された時代であったという事ですよね。従って日本はまず列強と対応しなくてはならなかった。と同時に日本人としてのプライドも維持せねばならなかった。<『日本人と「日本病」について』
12-06 15:42

②【岸田】この二つの側面が分裂してしまったということでしょう。幸福な時代にあっては民族の誇りを保ちつつ、自らの現実的な生存を図るということはさほど難しくない。しかし、危機の時代、明治維新にあってはプライドを守るためには尊皇攘夷を実行するしかなかった。
12-06 16:12

③【岸田】力さえあれば攘夷を打ち出したわけです。ところが、これは現実問題として民族の生存を図る方向と二律背反の関係にならざるを得ない。【山本】そうなりますね。【岸田】プライドを守れば滅びるし、適応すれば屈辱だ。日本という国家が二つの方向に分裂していた。
12-06 16:42

④【岸田】そして、その現実条件を無視してひたすら誇りを守ろうとした代表が松陰であったと、ぼくは考えるわけです。現実的な条件というものは必ず醜く、塵にまみれておりますから、それを無視することによって純粋さを保ったということですね。
12-06 17:12

⑤【岸田】大正期は、日清、日露の戦争に一応勝って、第一次大戦では大儲けをして、明治以後唯一のゆとりのあった時代だったと思うんです。だからこそ大正デモクラシーも可能だったし、明治以降の天皇制を誇大妄想狂にたとえるなら、その鎮静期にあたる。
12-06 17:42

⑥【岸田】分裂病患者の誇大妄想も、非常な危機にさらされると昂進するし、ゆとりのある時期にはしずまるらしいんですよ。吉田松陰という人は、自分の現実的な生命の安全などは考えなかった。その生き方からも純粋の元祖としての資格があるわけですね。
12-06 18:12

⑦【岸田】自分の得にならないことをすることが、純粋さの不可欠の条件なんです。彼は牢につながれでも自分の主義主張を隠さず、逆に、牢番を説得しようとしてバレてしまうわけでしょう。正しいことを訴えれば理解されるという……。
12-06 18:42

⑧【山本】たしかに純粋だ。一心に訴えているのに耳を傾けないほうが悪い。これは「学生たちがあんなに自分をむなしくして熱心に訴えているのに、真剣に対応しなかった自分たちが悪い」という、大学の先生の自己批判に通じるものがありますね。【岸田】そうですね。
12-06 19:12

⑨【岸田】留守中に女子学生の下宿にあがり込み、帰ってきたところを襲って強姦した男がいましたが、その言い草に唖然としたんですがね。「おれは真剣に彼女を愛してるんだ。これほど純粋な愛が通じないはずはない。おれの気持はそのうち必ず彼女にわかってもらえる。」
12-06 19:42

⑩【岸田】「俺の場合は、ちょっと見かけた女にいやらしい助平心を起こして遊び半分に襲ったのとは違うのだから、強姦じゃない。責められる理由はない」と言うんですよ。本気でそう思っているんです。彼女は、彼がどこの誰か、顔も知らなかったんですよ。
12-06 20:12

⑪【岸田】見知らぬ男に突然襲われて処女を奪われた彼女の気持なんか眼中になくて、自分の「純粋な気持」だけがすべてに優先し、それですべてが許されると思っているんです。純粋信仰から言えば、この場合も、彼の「純粋な愛」を理解しない彼女が悪いということになりますね。
12-06 20:42

⑫【山本】それで、その純粋信仰を現実の行動に反映させると、西郷隆盛のように「法」より「情」を絶対視するんです。西南戦争勃発のきっかけですが、彼の私学校の生徒が、火薬庫を襲って兵器・弾薬を奪ったという事を、彼は宮崎かどこかで聞くわけですね。最早決起せざるを得ぬと意を決する。
12-06 21:12

⑬【山本】この場合、対策は二つしかないんです。一つはその青年を県令に引き渡すこと。彼は犯罪人ですから法的意識が先に立てば引き渡すことになります。それとも情において忍び得ずとばかり、その青年と心情的に一体化し、ほかの全てをもその青年の行動に巻きこんでしまうか、です。
12-06 21:42

⑭【山本】結果的には後者を選んであれだけの大戦争を引きおこしてしまう。法的に行動して生徒に出頭を命じ、後で政治的な代償、例えば免訴の保証を得るなどという選択は不純な訳ですよ。【岸田】むしろ合理的に考えれば、西郷の弱さなんですがねえ…。【山本】人は彼の選択に弱さを見ない。
12-06 22:12

⑮【岸田】日華事変のときだって、不拡大方針の動きはあったけれども…。【山本】声だけは始終きこえていた。【岸田】それでは英霊にすまない、と。それまでに死んだ百人のムダな死をムダだと思いたくないばっかりに、千人も万人もムダ死にさせる。
12-06 22:42

⑯【山本】英霊というのは人間ではありませんからね。「この辺でやめようか」と尋ねても「相すまない」どころじゃない、「これ以上仲間が増えないように撤兵してくれ」と、答えてくれるわけでもない。(笑)
12-06 23:12

⑰【山本】日本では死人は神様ですが、人を神に祀るというこの伝統、一神教の社会では絶対みられませんね。【岸田】それは死ねば浮世の汚れから縁が切れるから、百パーセント純粋になれるんです。【山本】おまけに純粋な行為の末、死んだのだとしたら、みんな松陰神社になりますな。(笑)
12-06 23:42

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ちなみに、今までこちらのアドレスに存在したブログ「一知半解なれども一筆言上」管理人がつぶやくツイートまとめ記事は→http://yamamoto8heitweets.blog.fc2.com/ へ引越しいたしました。よろしくどうぞ。

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