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12/01のツイートまとめ

yamamoto7hei

■【神は空名なれど…④】日本人が宗教的に寛容だというのは誤り/~日本教が徹底的に排除したカトリックの教義「神の言葉が肉となる」インカーネーション(化肉・受肉)とは~https://t.co/PtWwMOzXs3
12-01 00:00

■【五・一五事件と純粋人間①】他民族の食物規定を嘲笑する日本人/~日本教の強固な教義の枠を意識しないが故に囚われ、その不自由さを全く感知できない”自由な”日本人~https://t.co/csjZaRzWyw
12-01 00:10

■【五・一五事件と純粋人間②】日本人に「フェア」という考え方は存在しない/~人類史上もっとも卑劣な事件であった「五・一五事件」~https://t.co/RROeDpCAQv
12-01 00:20

■【五・一五事件と純粋人間③】三十五万通の減刑嘆願書/~五・一五事件を起こした青年将校に「論理」は無かった~https://t.co/CLC5NpkQBs
12-01 00:30

■【五・一五事件と純粋人間④】「人間の純度」に基づく徹底した差別(流動的アパルトヘイト)の国・日本/~日本社会に「法の前に平等」は存在しない~https://t.co/YxnmaIntgI
12-01 00:40

■【日本人の政治的反応度①】日本に「政教分離」はありえない/~宗教問題ではなく”政治”問題化してしまう靖国問題~https://t.co/OW3Fd41pvZ
12-01 00:50

■【日本人の政治的反応度②】悲惨な宗教戦争の反省から生まれた西欧の「政教分離(教会と国家の併存)」の考え方が皆無な日本人/~軍人勅諭の”逆転”が軍隊内に政争をもたらし、無統制な集団へと化した日本軍~https://t.co/Nqbl09Spc6
12-01 01:00

■【日本人の政治的反応度③】解決不能な困難な問題に直面すると、内容不明な空体語(八紘一宇/肇国の精神)を新造し出す日本教徒https://t.co/ksdZWms07Q
12-01 01:10

■【日本人の政治的反応度④】空体語の”言いまくり”に沈黙せざるを得ない日本人/~人間の暴力を言葉(=思想)と切り離して、一種の自然現象(=天誅/天譴)とみる伝統的な日本の考え方とは~https://t.co/cIDVfOTxFS
12-01 01:20

■【日本人の政治的反応度⑤】言葉が失われる”心機一転(ローテーション)”の天秤体制(バランスクラシー)/~政治問題における「純粋な人間」による暴行が、法に優越してしまう日本教の世界~https://t.co/fYwJUFXUOD
12-01 01:30

■【「成長」「変節」のない思想①】日本人にとって「思想は踏絵」/~異端尋問のための”踏絵”の図柄を変えることを「思想的成長だ」と思い込んでいる日本人~https://t.co/Zx0CQXyOb6
12-01 01:40

■【「成長」「変節」のない思想②】すべては相手の出方次第/~「踏絵」をはさんでお互いに「お前」と呼び合う「二人称」の関係しか成り立たない日本社会~https://t.co/lDpohxkwlA
12-01 01:50

■【「成長」「変節」のない思想③】日本におけるあらゆる問題の処理は「言わせておいて片づける」のが解決の基本的方式https://t.co/dD7eT1TIqE
12-01 02:00

■【「成長」「変節」のない思想④】空体語を口にしつつ実体語で行動する日本人/~西欧人から見て日本人が偽善者・嘘つきに見える理由とは~https://t.co/vokkPZQwZL
12-01 02:10

■【「成長」「変節」のない思想⑤】天秤体制(バランスクラシー)を巧みに運営するのが、日本の政治家の主な任務https://t.co/KM4FpJH3eb
12-01 02:20

■【「お前のお前」の責任①】「天秤」と「二人称」の世界には”議論”はありえない/~現実(実体語)に基づく弱気を口にした人間が全責任を負わされ、口をつぐまざるをえない日本社会~https://t.co/4kctsl8IdH
12-01 02:30

■【「お前のお前」の責任②】不思議な「対話の世界」/~「天秤の世界/二人称だけの世界」での”基準”を外の世界にも適用しようとして失敗する日本人~https://t.co/GN7g0Q8QTd
12-01 02:40

■【「お前のお前」の責任③】二人称の「話し合い」の世界=天皇制/~「二人称のみの世界の対話方式」の二人の成功者、自らを純粋人間だと証明した恩田木工と美濃部都知事~https://t.co/i8GiPjxCjZ
12-01 02:50

■【「お前のお前」の責任④】二人称の関係(天皇制)に入ることが「民主主義」と呼ばれる日本教の世界/~二人称だけの世界は、二人称の「対話」が法や政策に優先する~https://t.co/a9sNxm8DAS
12-01 03:00

■【「お前のお前」の責任⑤】「二人称の関係」に入らない者は、その責任を糾弾される日本教の世界/~自分の純粋性を証明すると共に「二人称の関係」に入ろうとするのが日本人の「責任」の取り方~https://t.co/FSA1dNLa7T
12-01 03:10

■【朝日新聞の「ゴメンナサイ」①】「証言」の無い日本教の世界には「偽証」はありえない/~なぜ偽証の責任問題から日本社会は目を逸らすのか~https://t.co/sVxBbLWbFb
12-01 03:20

■【朝日新聞の「ゴメンナサイ」②】私の責任=責任解除/~朝日新聞による『中国の旅』キャンペーンは「日本人は虐殺事件を起こしても、その責任者を法で裁かない」という恐ろしい宣言である~https://t.co/0MNdlEhXGk
12-01 03:30

■【朝日新聞の「ゴメンナサイ」③】日本と西欧では倫理の「基準」が違う/~日本人が幼少時より”尻から叩き込まれている”「私の責任=責任解除」という日本教の教義~https://t.co/HCpEV2ktyO
12-01 03:40

■【朝日新聞の「ゴメンナサイ」④】本多勝一に問う/~「我々の責任だ」という者は責任が解除され、「我々の責任だ」と認めない者は徹底的に追及される日本教の「狸の論理(私の責任=責任解除)」~https://t.co/lK5oRMg1aB
12-01 03:50

■【朝日新聞の「ゴメンナサイ」⑤】明治初年以来、日本と中国の関係は常に異常/~中国と「(日本教徒内部の問題処理に有効な)”二人称の関係”に入りうる」と信じて何度も失敗を繰り返す日本~https://t.co/PFJE9Qnrcs
12-01 04:00

■【本多勝一様への返書①】本多様は米寿に近い/~日本人の「謝罪」の不思議を最初に取り上げたのは夏目漱石~https://t.co/LssusfkhJk
12-01 04:10

■【本多勝一様への返書②】あるいはまた三歳の童児か/~「私の責任」という言葉と「責任解除」という言葉を結びつけ、日本教を解き明かした天才、夏目漱石~https://t.co/baFryolvUa
12-01 04:20

■【本多勝一様への返書③】「ゴメンナサイ=私の責任です=責任解除」は、日本教(人間教)における「懺悔→告解」/~子供がゴメンナサイと言わないことを叱るのは「相互懺悔の宗教教育」~https://t.co/fajpG08nqV
12-01 04:30

■【本多勝一様への返書④】なぜ天皇を糾弾しないのか/~本多勝一の唱える「責任の追及」は、壁訴訟、陰口、犬の遠吠えであって、責任の糾弾ではない~https://t.co/Qik9BztnZX
12-01 04:40

■【本多勝一様への返書⑤】残虐少尉をなぜ匿名にしたか/~本多勝一の唱える責任の追及は、実際には何もしない「天皇制下の一億総懺悔」に過ぎない~https://t.co/qDvEYASYh9
12-01 04:50

■【本多勝一様への返書⑥】この物語は伝説だ/~ルポルタージュとは伝説の中から「事実の核」を取り出す仕事であって、本多勝一のように「伝説を事実だ」と強弁することではない~https://t.co/0nzVOJUzmn
12-01 05:00

■【本多勝一様への返書⑦】天皇制は日本人の逃げ場/~「天皇の責任を追及することは私の責任だ」と言うことによって「責任が解除される」と信じている本多勝一は形を変えた天皇制支持者である~https://t.co/hUYLIhTQaj
12-01 05:10

■【本多勝一様への返書⑧】「天皇制はなくなれ」はナチの論理/~自分の考え方を最も進んだものと勝手に自己規定し、それに適合せぬものを「消えてなくならねばならぬ」と一方的に断定する本多ナチズムこそ野蛮~https://t.co/6qStuxkEPT
12-01 05:20

■【本多勝一様への返書⑨】ベドウィンはあなたをどうみたか/~本多勝一流「長いものにまかれろ」主義は”相互誤解”への道~https://t.co/Q6xFnJQ53a
12-01 05:30

■【本多勝一様への返書⑩】取材するためイスラム教徒に変装したことを「有効な手段だった」と言い放った傲慢かつ無神経な本多勝一https://t.co/VaOYMWGzMb
12-01 05:40

■【本多勝一様への追伸①】伝統的思考を、それを知らない相手に理解させることの困難さhttps://t.co/H9EdOkHYAV
12-01 05:50

■【本多勝一様への追伸②】ブランド氏の謝罪と本多様の謝罪/無意識の前提/~ヨーロッパ人と日本人では「謝罪」という言葉の意味内容が全く異なる~https://t.co/1aNmrwl1OZ
12-01 06:00

■【本多勝一様への追伸③】聖書の世界の「贖罪」とは/ナチズムの第一歩/~殺される側に立つと称し、「反論者を犯罪人の位置におく」体勢をとる本多勝一~https://t.co/4crzj41Laa
12-01 06:10

■【本多勝一様への追伸④】正義とは「瀆(けが)れた布」/~正義を口にする者は、罵詈讒謗で始まり、叫喚になり暴行になり、流血で終わる~https://t.co/7dX279D10c
12-01 06:20

■【本多勝一様への追伸⑤】争いはそれ自体罪悪である/靖国神社は西欧のイミテーション/~「争うこと自体を罪悪」とする日本の伝統的思想は、正義の「争い」に弱い~https://t.co/rzqfhcwHlB
12-01 06:30

■山本七平botまとめ/【世界最古の社会保障法】~社会的”施与”でも”恩恵”でもなかった社会保障の考え方とは~https://t.co/DoszDnx1ku
12-01 06:40

■山本七平botまとめ/【恐ろしい話①】/死の商人よりも恐ろしい「死の詐欺師」/~資源がある期間だけにすぎない産油国の富~https://t.co/26O1TTdZYp
12-01 06:50

■山本七平botまとめ/【恐ろしい話②】/「死の詐欺師」より恐ろしい「思想的(宗教的)な使命感」/~恐ろしさの”起点”は経済的動物(エコノミック・アニマル)ではない人間~https://t.co/xYDvuZ2NX1
12-01 07:00

■山本七平botまとめ/【恐ろしい話③】/「人はパンのみにて生くるにあらず」の真の意味とは/~人は何によって語られた言葉(レーマ)で生きているのか?それを知らないで生きる恐ろしさ~https://t.co/Z6HLqeqpO9
12-01 07:10

■山本七平botまとめ/【バシー海峡①】/日本の敗滅は「バシー海峡」にあり/~なぜ日本人はバシー海峡という言葉を忘れてしまったのか?~https://t.co/7xanddLGtC
12-01 07:20

■山本七平botまとめ/【バシー海峡②】/日本の近海で猛威を振るっていたアメリカ軍潜水艦https://t.co/b5NZ9mKDig
12-01 07:30

■山本七平botまとめ/【バシー海峡③】/「バシー海峡の忘却」は真実が何一つ語られていない証し/~アウシュヴィッツに優る大量溺殺死のベルトコンベアと化したバシー海峡~https://t.co/vXzfimVUeg
12-01 07:40

■山本七平botまとめ/【バシー海峡④】/「バシー海峡の悲劇」はまだ終わっていない!/~「やるだけの事はやった」という”バシー海峡的”行き方を続けている日本人~https://t.co/GUbGbATzGv
12-01 07:50

⑧【山本】「あれまして」と読むとそこは「生まれる」ことになるけれど、「ありまして」なら、もうすでに「いた」わけだ。つまり、創造神的発想を持ちこんだんですね。そうして、日本は創造神を持っていた、ところが世界中がその真似をした。
12-01 08:12

⑨【山本】イザナミ、イザナギの命(みこと)をヨーロッパ人が真似たのが、アタン(アダム)とエワ(イヴ)である、と、こうなるんです。自分の国がすべての思想の中心であるという考え方は、どの民族にもあって、けっして珍しくないんですが、日本の場合、これが実に根が深いのです。
12-01 08:42

⑩【山本】初めは「本地垂迹(すいじゃく)説」で、仏の本地はインドだったが、これが日本に迹をたれて神となったと言う訳だったんですが、これが裏返しになって、根本枝葉花実説というのが出てくる。いわば神道が根本でこれが中国に枝をのばして儒教になり、インドで花が開いて仏教になった、と。
12-01 09:12

⑪【山本】したがって、その果実を取り入れても、まねではない。ところが、神儒習合で朱子学的なものにこの創造神、絶対神的なものが結びついたとき、創造者、被造者の間は本当は断絶しなければおかしい。
12-01 09:42

⑫【山本】ところが、創造神的発想をしながら、そこからの万世一系となると、現人神は被造物でなくなってしまうんです。そこのところは、はっきりしないけれども、この辺に、現人神的発想の原型があるんでしょう。
12-01 10:12

①【岸田】自分の存在が全てのものの中心であって、絶対的なものであるというのは、個人の場合も集団の場合も、他者や他の集団との対立によって邪魔されない限りは一般にそう思い込んでいるものです。精神分析ではこの現象をナルチシズムと呼んでいます。幼児なんか初めは皆そう思ってますよ。
12-01 10:42

②【岸田】そのうち、自分の父母という存在を発見した後になってからでも自分の父母が自分の存在の根源であるというのが我慢ならなくて、その事を否定したりする。天上天下唯我独尊というわけですよ。<岸田秀との対談集『日本人と「日本病」について』
12-01 11:12

③【岸田】しかし、こうした自己中心性はその内薄れ、弱まっていくものなのですが、何か危機的状況に陥ると、再び昔の自己中心性に逆戻りするという事が起こります。いわゆる皇国史観も、己を絶対とするこうした自己中心性の一例ですが、これも過去への逆戻り、退行の現象と考える事ができる。
12-01 11:42

④【岸田】自ら「諸事神武天皇創業の古(いにしえ)に復する」と称していましたしね。退行現象が起こったということは、何らかの危機的状況があったということですが、僕は幕末のペリー来航に集約される一連の外圧がその危機的状況で、皇国史観はそれに対する反応だと考えているんですね。
12-01 12:12

⑤【岸田】しかし、江戸時代に既に皇国史観の芽があったとすると何かそれなりの条件があったのでしょうね。しかし、芽があったという事と一本の樹になったという事とは違いますから。【山本】いずれにせよ、明治維新の原動力というのは国学的な方向と朱子学的な方向と二方向から来ているんですね。
12-01 12:42

⑥【山本】それで以前、右翼の人に会いましたら、彼は幕府政治といったって常に天皇中心であった。その証拠に日本人は危機になると天皇を中心にたちまち固まる、という。しかし、それなら明治維新にもまず最初に将軍が天皇のところに固まらなくてはいけなかったのに、絶対にそうではなかった。
12-01 13:12

⑦【山本】尊皇思想など、もともと日本にはない、それは徳川時代に来た借り物の思想にすぎない、と反論しましたところ、右翼の先生、だいぶご立腹だったようですがね。結局、日本には天皇とは何ぞやという思想的規定がなかったわけです。
12-01 13:42

⑧【山本】天皇家もあるし将軍家もある。それはそれで結構という伝統的経験主義できたところ、ようやく徳川幕府のもとで、それではいけないという思想が芽生えてきた。こうしてみると、徳川家は軽率極まることをしたわけですね。
12-01 14:12

⑨【山本】朱子学を秩序の学とするのはかまわないと思っていたところ、朱子学の体系自体が幕府の存在を否定するということに少しも気づいていなかった。
12-01 14:42

⑩【山本】それではなぜ、幕府は朱子学を入れたんだろう。思うに、これは、明智光秀のような奴が出現して戦国の世に戻っては困る。だから、朱子学を断章取義的に利用して、そのもたらす秩序を薬として世に投与しようという発想でいたのではないですか、家康あたりは。
12-01 15:12

⑪【山本】ところが、その薬が効きすぎた。一つの明確な体系を持つ哲学である事がわかってくる訳です。朱子学というのは、それが発生した宋・明の国では体制の哲学であって、ちっとも革新的じゃないんですね。ところが日本人がトラの巻としてよく読んだのは、韓国の李退渓…の著作でした。
12-01 15:42

⑫【山本】朱子学は韓国ですでに純化され、一つのイデオロギーにまでなっていたわけです。山崎闇斎なども李退渓の影響を非常に強く受けています。日本では奇妙なことに、他国の体制の思想を移入して革新の思想に転化させるんですな。
12-01 16:12

⑬【山本】しかも中国では本家が滅びていて、朱舜水も「あれ(清)は夷狄の国だ」といってくれた。まことに都合がいい。そこに一つの絶対主義が成り立つ根拠があったわけです。
12-01 16:42

①【山本】こうした基盤の上にのった明治という時代を考える時、興味深いのは尊皇思想が変革のイデオロギーである以上、天皇制の完成と共に無用の長物に化してしまう事です。<岸田秀との対談集『日本人と「日本病」について』
12-01 17:12

②【山本】更に面白いのは、前にのべたように、天皇絶対と個人の規範は朱子学的ですが、組織論が皆無なので、この上の絶対と下の絶対の間に、西欧の国家組織が導入できたということです。そこで西欧式に切りかわらざるを得ない。そして西郷隆盛みたいな男は切りかわり損なうんです。
12-01 17:42

③【山本】彼の著作を読んでいると、生きながらえたらきっと文化大革命を試みたろうと思いますよ。だから、政府としてはあの時に死んでくれて、ありがたかったろうと思うんです。事実、彼の尊皇思想の空念仏にもかかわらず、事態は西欧化に向かう。中国化から一気に西欧化に、です。
12-01 18:12

④【山本】しかし、ここにもまた、はっきりした矛盾があるんです。というのは、天皇絶対制を支えていたのは尊皇思想である。そして西欧化というものは、天皇絶対制を権威にして進められたわけでしょう。しかし今度は西欧化が尊皇思想と相容れずにこれを突き崩す。
12-01 18:42

⑤【山本】憲法を作ること自体、天皇の主権の制限を意味するわけで、それを自らの絶対主義をもって実行する、この矛盾。家康が朱子学でやったのと同じ矛盾を明治はかかえこむんですね。簡単にいえば、西欧から入れた組織から天皇を規定していけば、当然に天皇機関説になる。
12-01 19:12

⑥【山本】そこで明治憲法を作ると同時に、教育勅語も作る。そうしないとバランスがとれない。ですから当然、どちらの天皇像に対して忠誠を誓うべきかという問題が残りますね。すなわち明治憲法の天皇像に忠誠たらんとすれば、美濃部達吉になる。これすなわちヨーロッパの伝統です。
12-01 19:42

⑦【山本】教育勅語の場合はどうかというと、朱子学との関係を一言で表現するのは難しいんですが、少なくとも〈聖人の教えなれば汝臣民、父母に孝に…〉とは書いてない。教育の淵源が皇祖皇宗にあるといいつつ、徳目の内容では孔孟の教えを説いている。
12-01 20:12

⑧【山本】つまり、勅語の形で、個人的規範に関する限り、非西欧的、日本的朱子学(といえるかどうか問題ですが)、尊皇思想を生かしておこうとしているんですね。【岸田】しかし、そこでも、現実には二つの天皇像が日本人の中で、ないまぜになっていますね。
12-01 20:42

⑨【山本】それが無原則たるゆえんで……。【岸田】まるで区別していない。だから、陛下にたいする忠義を理由に、陛下に認証された大臣を殺せるわけです。【山本】天皇はとらわれているという言い方をしてね。【岸田】君側の奸ですね。
12-01 21:12

①【朱子学も民主主義も】【山本】ですから、いわゆる輔弼(ほひつ)責任の問題にしても「天皇は神聖にして侵すべからず」というのは、ヨーロッパのどこかの憲法にもあるそうで、政治的権威を持たないという意味だそうですよね。【岸田】君臨すれども統治せず、の思想ね。
12-01 21:42

②【山本】ヨーロッパ、例えばイギリスの場合は、先ほどお話に出ましたように、不合理性を全て皇室に寄せ集めただけなんです。そうしないと不合理性の棚上げができないからであって、皆その仕組みを知っていた。いわば舞台と観客という形で機能していた。これも確かに機能の一類型ですね。
12-01 22:12

③【山本】日本は同様のシステムを導入したにもかかわらず、そこのところがよくわかっていなかったともいえますね。【岸田】やはり、これは日本における近代国家主義の展開に内的必然性がなかったということでしょう。
12-01 22:42

④【岸田】江戸時代から尊皇思想が存在していたにしても、少なくとも私は、外国の圧迫なしでは、ああした形の天皇制は生まれなかったと思いますね。【山本】もちろん、思想の存在と現実の機能は別のものですから、尊皇思想といえども現実の利害関係と対応して機能しはじめるわけです。
12-01 23:12

⑤【山本】ですから、逆に外圧があったにしても、あの尊皇思想がなければ、将軍家が皇帝になることもあり得たかもしれない。
12-01 23:42

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山本七平bot(@yamamoto7hei)がつぶやくツイートを日毎にまとめるブログです。
ちなみに、今までこちらのアドレスに存在したブログ「一知半解なれども一筆言上」管理人がつぶやくツイートまとめ記事は→http://yamamoto8heitweets.blog.fc2.com/ へ引越しいたしました。よろしくどうぞ。

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