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11/30のツイートまとめ

yamamoto7hei

■山本七平botまとめ/【1990年代の日本/1990年に向けて③】潜主(テュラノス)を生み出す民主制を制御するため「法(ノモス)を王(支配者)の上に置く」のが西欧民主主義の基本https://t.co/DmrSMyttO4
11-30 00:00

■山本七平botまとめ/【1990年代の日本/1990年に向けて④】国民が自ら法を創出する体制が民主主義/マスコミが「なるなる論」と「徳治」を唱えても無意味https://t.co/TOQXXDslSo
11-30 00:10

■山本七平botまとめ/【1990年代の日本/1990年に向けて⑤】政治倫理を声高に叫んだり、自浄作用に期待したりするのは非民主主義的な考え方https://t.co/sVZY1h6RlO
11-30 00:20

■山本七平botまとめ/【21世紀への課題】日本社会に欠けている「科学」と「民主主義」/「近思録的擬似科学」と「民主主義もどき」な伝統を自覚し、欠けた部分を補うのが21世紀の日本の課題https://t.co/yMooh5at4W
11-30 00:30

■山本七平botまとめ/【文庫版へのあとがき】マッカーサーという”権威”から与えられた憲法は変えられない/「式目と幕府」という日本独自の伝統で現実に対処せよhttps://t.co/COrdHvosd0
11-30 00:40

■山本七平botまとめ/【報道の深層心理】地球村の「負い目の裏目」に配慮がまったく無い日本のマスコミhttps://t.co/6bCbvgKbeT
11-30 00:50

■山本七平botまとめ/【日本語の国際化】日本語の国際化に伴う「仲間うち」の批判や非難が孕む問題点/日本語圏内の「仲間うちの理解」を前提とした言論は日本を誤解させるだけhttps://t.co/Sh22pwt1Vo
11-30 01:00

■山本七平botまとめ/【出版倫理と読者】民主主義社会の原則は内的規範と外的規範の峻別/~どのような悪逆な妄想にふけろうと、その行為が法に触れた場合のみ法的規制の対象となる~https://t.co/Z5XQVttWnC
11-30 01:10

■山本七平botまとめ/【法と倫理の間】「法の前に人は平等」と「期待の倫理」/~「民主的」の名のもとに中国の専制政治の考え方「”聖人君子”政治倫理法」が復活しかねない日本社会~https://t.co/IxaE2JWKC6
11-30 01:20

■山本七平botまとめ/【法は大信、言は喜怒】大衆社会とは「大衆帝王」の時代/~義憤にかられ、憲法で保障された個人の基本的権利を否定するようになれば、七世紀の中国にも劣る~https://t.co/FMhln1DpKn
11-30 01:30

■山本七平botまとめ/【日本資本主義の精神/まえがき】明治と戦後の”発展”をもたらし、太平洋戦争という”破滅”をもたらした「呪縛(伝統)」に無自覚なままの日本人https://t.co/EE48KDK0cG
11-30 01:40

■山本七平botまとめ/【日本のこれまでを支えたものは何だったのか①】日本の社会を動かす「見えざる原則」https://t.co/LYwAmAFskA
11-30 01:50

■山本七平botまとめ/【日本のこれまでを支えたものは何だったのか②】輸入の「タテマエ」で他を批判し、自分は「見えざる原則」で行動するという”行き方”を相互に批判しないのが日本の原則https://t.co/V0PSGdWetK
11-30 02:00

■山本七平botまとめ/【日本のこれまでを支えたものは何だったのか③】「世間という書物」から日本の社会構造と各人の精神構造を学び取るも、それを「言葉に出来ない」失語症的状態の中小零細企業主https://t.co/mhEOrOwidD
11-30 02:10

■山本七平botまとめ/【日本のこれまでを支えたものは何だったのか④】日本ではアメリカ式経済学、経営学は役に立たないhttps://t.co/OuZJrXKGzt
11-30 02:20

■山本七平botまとめ/【日本のこれまでを支えたものは何だったのか⑤】終身雇用契約のない終身雇用https://t.co/2SAvjX2DLa
11-30 02:30

■山本七平botまとめ/【日本のこれまでを支えたものは何だったのか⑥】徳川時代の年功序列制(丁稚、手代、番頭、大番頭、宿這入り、暖簾分け)/中小企業の年功序列制は徳川時代に完成していたhttps://t.co/U0Dzh7GuH7
11-30 02:40

■山本七平botまとめ/【日本のこれまでを支えたものは何だったのか⑦】仕事は経済的行為ではなく精神的行為/会社という”共同体”には、機能集団として必須の「組織の原則(社規・就業規則)」は必要なかったhttps://t.co/smntvhs0Qt
11-30 02:50

■山本七平botまとめ/【日本のこれまでを支えたものは何だったのか⑧】日本の会社は、機能集団と共同体の二重構造https://t.co/2xpcmHnUy0
11-30 03:00

■山本七平botまとめ/【戦中・戦後をつらぬく"目"①】フィリピン従軍体験についてhttps://t.co/ZrDoctx9Qk
11-30 03:10

■山本七平botまとめ/【戦中・戦後をつらぬく"目"②】現代は社会的居候を養っていける社会https://t.co/K8JJDVMU0o
11-30 03:20

■山本七平botまとめ/【戦中・戦後をつらぬく"目"③】投降についてhttps://t.co/TKxWgLPT7R
11-30 03:30

■山本七平botまとめ/【裏切者ヨセフスの役割①】キリスト教徒の聖書副読本だったヨセフスの「ユダヤ古代誌」/ヨセフスがいなければキリスト教はなかったかも知れない。https://t.co/ePmSzSNpfx
11-30 03:40

■山本七平botまとめ/【裏切者ヨセフスの役割②】ヨセフスの全著作を二十世紀まで残した「フラウィウス証言」https://t.co/Pp3uMcjiyZ
11-30 03:50

■山本七平botまとめ/【裏切者ヨセフスの役割③】キリスト教徒の始祖をアブラハムにしてしまったヨセフスhttps://t.co/yCUIEpSyNW
11-30 04:00

■山本七平botまとめ/【裏切者ヨセフスの役割④】いたるところに存在する「聖書」とヨセフスの著作「ユダヤ古代誌」との混同https://t.co/iEX4ARqAcR
11-30 04:10

■山本七平botまとめ/【裏切者ヨセフスの役割⑤】人類史に類例がないような数奇な運命を辿ったヨセフス/~ローマ支配下においてユダヤ人とギリシャ人が抗争した理由とは~https://t.co/seFRtvPNys
11-30 04:20

■山本七平botまとめ/【裏切者ヨセフスの役割⑥】ユダヤ人とギリシア人の抗争に手を焼いていたローマ帝国https://t.co/TNMuLyfT4d
11-30 04:30

■山本七平botまとめ/【裏切者ヨセフスの役割⑦】自信家で自己宣伝屋だったヨセフスhttps://t.co/lqFSfY5Q2D
11-30 04:40

■山本七平botまとめ/【裏切者ヨセフスの役割⑧】過激派のリーダーになってローマとの停戦を目論んだヨセフス/~ローマ帝国との戦いであり、下層階級による革命でもあったユダヤ戦争~https://t.co/3nsKkkUfMM
11-30 04:50

■山本七平botまとめ/【裏切者ヨセフスの役割⑨】ヨセフスの予型論(タイポロジー)/~ガリラヤ軍の総指揮官ヨセフスがヨタパタ陥落で取ったローマへの降伏という選択肢~https://t.co/whXswkcYdP
11-30 05:00

■山本七平botまとめ/【裏切者ヨセフスの役割⑩】全員の自決を強要する同胞との戦いを”神の摂理”によって回避したヨセフスhttps://t.co/NfupLhuUd9
11-30 05:10

■山本七平botまとめ/【裏切者ヨセフスの役割⑪】皇帝ネロの粛清を恐れたウェスパシアノスを突き動かしたヨセフスの予言https://t.co/nrERMtkCg0
11-30 05:20

■山本七平botまとめ/【裏切者ヨセフスの役割⑫】ローマ帝国に充満した反ユダヤ的主張に徹底反論し、自国の歴史と自民族の偉大性をローマ世界に広く紹介した超一流の宣伝マン、ヨセフスhttps://t.co/szYnyROjT7
11-30 05:30

■山本七平botまとめ/【裏切者ヨセフスの役割⑬】律法(トーラー)を歴史(ヒストリア)にしてしまい、ギリシア・ローマ世界を根本から変えてしまったヨセフスhttps://t.co/huouG6BhLe
11-30 05:40

■【言葉の踏絵と条理の世界①】不思議な殉教/自由主義者を名乗ろうがマルクス主義者を名乗ろうがクリスチャンを名乗ろうが、全ては「一向宗」に過ぎない日本教徒https://t.co/ghFSazK2xG
11-30 05:50

■【言葉の踏絵と条理の世界②】踏絵と焚香/「踏絵の日本」と「焚香のアメリカ」/”無意識の前提(日本教)”を意識しないが故に「言葉の踏絵」の世界から抜け出せない日本人https://t.co/5PaAg6LoPW
11-30 06:00

■【言葉の踏絵と条理の世界③】論理と条理/~日本語とは「論理(ロゴス)無き言葉(ロゴス)」の宗教用語~https://t.co/Fp6b6nRRuJ
11-30 06:10

■【実体語と空体語のバランス①】天秤の世界/なぜ日本人は狡猾であると思われるのか/”実体語”と”空体語”のバランスからなる日本教の不思議な世界「天秤体制(バランスクラシー)」https://t.co/q4Z6tKe97c
11-30 06:20

■【実体語と空体語のバランス②】攘夷論者が政権を取った途端、開港した理由/~初代駐日領事タウンゼント・ハリスに「正義、真実の何たるかを知らない」と評された日本人~https://t.co/yFEegAFaUW
11-30 06:30

■【実体語と空体語のバランス③】日本において生存を許されなかった二人の日本人、山県大弐と三島由紀夫/~「天秤の論理」を許せなかった”非日本教徒日本人”三島由紀夫~https://t.co/SvlXqqq8AX
11-30 06:40

■【実体語と空体語のバランス④】柳子新論について/~二権分立(朝廷・幕府並存)状態を正しくないと非難した山県大弐~https://t.co/cYPZOzAout
11-30 06:50

■【『檄文』の論理①】『檄文』は狂人の文章ではない/~三島由紀夫が「体をぶつけて死ぬ」といった対象は「憲法」ではなく、日本教の「天秤の世界」だった~https://t.co/j7zcLWHYJm
11-30 07:00

■【『檄文』の論理②】「非論理的正常人=司馬遼太郎」と「論理的狂人=三島由紀夫」/~人間という”支点”で論理を中断する者がノーマルな日本教徒~https://t.co/RB45sne244
11-30 07:10

■【『檄文』の論理③】日本教の教義第二条「人間の価値は”天秤の支点”の位置で決まる」/~人間を「純粋な人間」と「純粋ではない人間」にわける日本人~https://t.co/kO4fKZxI4K
11-30 07:20

■【神は空名なれど…①】鎌田柳泓(りゅうおう)の思想/~なぜ日本教は宗教で、日本人は無神論者なのか~https://t.co/2BDfw92gON
11-30 07:30

■【神は空名なれど…②】鎌田柳泓の『心学奥の桟(かけはし)』/~「神は空名(エンプティ・ネーム)なれど、名あれば理(リーズン)あり、理あれば応(レスポンス)あり」の日本教の世界~https://t.co/LbqNPgtG8C
11-30 07:40

■【神は空名なれど…③】日本教では神が被造物/「空名の神といえども敬わなければいけないことは知っている」という絶対に相手を受け入れない非寛容な言葉を「寛容で理解を示す態度だ」と信じ切っている日本人https://t.co/5xJibF6r9A
11-30 07:50

⑫【岸田】明治維新以前には神社などがそういう不合理な面を吸収していた。ところが、明治以降というのは、押しつけていた不合理なものを取り戻しちゃったんですね。その結果、全能感がこちらに帰ってきて、日本軍人が神がかりになってゆく、という流れが考えられますね。
11-30 08:12

⑬【岸田】日本という国がずっと生き続けてきた以上、不合理性の吸収機構がなかったはずはないでしょうね。全然なければ滅びている筈です。その意味では明治国家体制というのは、無理をしたために文化における伝統的な不合理の吸収機構が壊れたんじゃないかと思うんですけどね。
11-30 08:42

⑭【山本】じゃ、ここで、日本の近代国家体制というものを少し考えてみましょうか。
11-30 09:12

①【明治体制の自己矛盾/正統主義の系譜】【岸田】今のお話に関連して、いわゆるヨーロッパ近代国家発生の由来というものを考えますとね、まず何よりもそれは内発的に誕生したということですね。したがって、無理がない。<岸田秀との対談集『日本人と「日本病」について』
11-30 09:42

②【岸田】と同時に、それは中世における唯一絶対の神を中心とする調和的な宇宙、これの崩壊後に現れた…代用品であった。つまり一つの絶対的な世界の代用品ですから、それ自体相対的な存在ではあり得ない。他の国家の存在を本質的に我慢できず、是が非でもそれをやっつけなければ気がすまない。
11-30 10:12

③【岸田】帝国主義的な暴走というものは、近代国家の内部的な必然であったろうと思うんです。中世において、人間は調和的な宇宙の秩序の中に自分の安定した場所を見出していたわけですね。その調和的宇宙が崩れた結果、個人として神に向かうようになって、ここに個人主義的な自我が成立する。
11-30 10:42

④【岸田】しかしこの個人的自我は、神の秩序とは違う何物かに支えられた場所を必要とした。そこで近代国家というものを「発明」したんじゃないでしょうか。ところが近代国家成立前のアジア諸国では、国家というものをひとつの統一的な世界として捉える思想がなかったんです。
11-30 11:12

⑤【岸田】だから、その思想のないアジア人がヨーロッパ人とぶつかれば、こちらが負けるにきまっていますね。(笑)自分の財産という意識を持たず、したがってそれを守ろうという気のない人と、少しでも自分の財産を殖やそうと必死になっている人との勝負ですからね。
11-30 11:42

⑥【岸田】国境の問題にしたところで、中国も日本も、さほど神経質じゃなかったと思うんですよ。中国が北の国境にうるさくなったのは最近のことだし、樺太にしばしば行っていた日本人も、そこがロシア領なのか日本領なのか、明確な判断は持っていなかったんです。どうでもよかったわけです。
11-30 12:12

⑦【岸田】それが国境問題の発生にともなって、自国の国境を相手が引きさがるかぎり無制限に拡大しようとする近代国家に対して、アジアも初めて気がついた。近代国家に対抗するには、自らも近代国家たらざるを得ない、と。そこで日本も大急ぎで、無理して近代国家をつくったわけですね。
11-30 12:42

⑧【岸田】その際、「天皇」というのは確かに伊藤博文の天才的発明ではあったんでしょうが、どうしてもそこに無理があって、そこに生じたひずみが現在にまで尾を引いていると思いますけれどもね。【山本】日本の場合、私は徳川時代のはじめに「天皇=近代」の根があると思うんですよ。
11-30 13:12

①【山本】あの頃、中国の明からの亡命政客が大勢いましたね。朱舜水(…明末〈江戸初期〉の儒者)などもその一人だった。彼らは断固たるイデオロギストでしてね。中国は清に一時的に占領されているのであって、自分こそが中国であるという思想を持ってやってきた。<『日本人と「日本病」について』
11-30 13:42

②【山本】面白い事に「中華の国が畜類の国となった」という言葉が鄭成功(…明末の遺臣)にもあるんです。尊皇攘夷というのも、中国を奪還して夷を攘(はら)うというやり方ですね。日本人は朱子学などを既に知っていたにせよ、こういう人間に出遭うのは初めてだった訳です。
11-30 14:12

③【山本】それはもう大変なショック。それまでの日本人は…浅見絅斎が批評したように、「天下を丸めたら」その者に正統性がある、とごく自然に思っていた。戦国時代がそれです。しかし、中国の天下を丸めた清を絶対視しないという人間がいて、その人達が日本に亡命してきた訳です。
11-30 14:42

④【山本】水戸光圀が朱舜水を招聘するわけですが、彼は、朱舜水を自分の唯一の師だと言っています。また『大日本史』の編集の中心であった安積澹泊(たんぱく)(1656~1737、水戸の藩儒)は彼の弟子です。
11-30 15:12

⑤【山本】楠木正成などという人物を発見して再評価するのも、じつは中国人の正統主義者・朱舜水だったんです。朱舜水は楠木正成に非常に感動していますね。天下ことごとく賊であるのに、唯一信念を掲げて千早城にたてこもる、一種のイデオロギストを彼にみるわけです。
11-30 15:42

⑥【山本】また山崎闇斎(…江戸前期の儒者)という天才的人物がいて、朱子学を徹底的に論理的につめていき、正統性を持つ支配者は日本の天皇以外にいないと論証する。これはまことに論理的ですから、実に説得力がある。彼やその弟子の浅見絅斎はちょっと日本人離れがしていますな。
11-30 16:12

⑦【山本】その絅斎ですが、彼が『靖献遺言』――当時のベストセラーですけれども――を書く。それまでの日本人が、たとえば”仲良く戦争する”たぐいの生き方しかしてこなかったのに、その本には、自らの原理原則を曲げるより、むしろ死を選ぶタイプの人間が8人出てくるんです。
11-30 16:42

⑧【山本】張巡、顔真卿、文天祥など、皇帝がバカであろうが無能であろうが、自分の君主たる存在に絶対的忠誠を守ることにのみ意義を見出す人間。これこそ日本人が見た「中華」なんですね。
11-30 17:12

⑨【山本】ユダヤ人に、契約を破るとユダヤ人でなくなってしまうという危機感があるように、彼らにも、中国の伝統への忠誠心を失ったら中華でなくなるという考えがあったんでしょう。そしてその典型を8人集めているわけです。
11-30 17:42

⑩【山本】楠木正成というのは、まさにこの数少ない文天祥型人間としてクローズアップされたんです。朱舜水には正成を文天祥になぞらえた詩があります。しかし、正成はそれまでは河内の悪党で、軍略の天才なんですわ。
11-30 18:12

⑪【山本】ですから『太平記』の正成と、徳川時代の尊皇思想家のモデルとしての正成とは違うんですよ。皇居の前に彼の銅像が建つに至ったそもそもの由来も、そのへんにあります。
11-30 18:42

⑫【山本】たしかに徳川時代には、新井白石のように武家政治とはかくかくの体制なり、ということを哲学づけた人間もおりますけど、こちらは幕府イデオロギーのほうですよね。その一方で、亡命者という思想的な純粋主義者に端を発する一つの系譜があった。
11-30 19:12

⑬【山本】それまでの伝統的経験主義によれば、幕末の危機は、公武合体薩長幕府併存でも何でも乗り切れたはずなのに、それではよろしくないという発想がその系譜から出てくる。官位が朝廷から来て、禄が幕府から来るなんて元来あり得ない、という発想も湧いてくる。
11-30 19:42

⑭【山本】これが朱子学の正統主義にくっつくと、山県大弐(1725~1765、江戸中期の尊皇論者)のように、全てを一つにしなくては不合理だという判断が生まれてくる。このあたりが、日本的国家主義のはじまりだと思うんですね。【岸田】なるほど。
11-30 20:12

①【国学とは何か】【山本】山鹿素行(1622~1685、江戸初期の儒学者・兵法家)の『中朝事実』にしても、「中朝」とは日本のことで、これは「日本こそ中国」論なんですよ。後に八紘一宇の元になる発想ですね。<岸田秀との対談集『日本人と「日本病」について』
11-30 20:42

②【山本】日本が世界の中心で「中華」になってしまってさしつかえない。なぜなら、すでに中国は夷秋の国である。そこへ歴史ブームが来る。戦後の日本の進歩的学者が、慌ててマルクス主義の史観で日本史を再構成したように、この時も中国の史観を無断借用し、(続
11-30 21:12

③【山本】続>まず御用学者の林道春(江戸初期の幕府の儒官)が『資治通鑑』のまねをして『本朝通鑑』を書く。水戸の『大日本史』の編纂には前に言ったように朱舜水の弟子が大きな影響を与える訳ですが、この他に山崎閣斎の孫弟子の栗山潜鋒…も入る。『保建大記』を十八歳で著作した天才的人間です。
11-30 21:42

④【山本】さらに頼山陽(…江戸末期の儒者・史家) などという通俗的天才が、これを今度は通俗啓蒙書に直す。そこから民衆にまで浸透する道が開ける訳です。そうすると、国学とは何だったのか。中国的なもの、仏教的なものを全て取り払った原日本思想とは何であるのかという疑問が出てきますね。
11-30 22:12

⑤【山本】本居宣長(1721~1801、江戸中期の国学者・語学者)の動機にもこれがあったろうと思うんです。で、全部取り払うと実は何も残らない。だから中国心ならぬ原日本精神、つまり大和心は何かを人に問われたら、〈朝日に匂ふ山桜花〉としか答えられなくなってしまう。
11-30 22:42

⑥【山本】何しろ原理原則が無いんですから。まあ、宣長としては無いなら無いで、一種満足していた訳ですよ。しかし、弟子の平田篤胤(…江戸後期の国学者)となるとそうはいかない。儒仏を排除して、中国におけるキリスト教伝道文書であるマテオ・リッチ…の『畸人十篇』を読むんです。
11-30 23:12

⑦【山本】そして、それに影響を受けて日本神話を読み直すわけです。どんな風に作り直したのか。「天地初出の時、高天原に神あれまして」(天地の始まりのとき神が高天原に生まれた) というのは、誤りであって、「天地未出の時、高天原に神ありまして」でなくてはいけない。
11-30 23:42

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山本七平bot(@yamamoto7hei)がつぶやくツイートを日毎にまとめるブログです。
ちなみに、今までこちらのアドレスに存在したブログ「一知半解なれども一筆言上」管理人がつぶやくツイートまとめ記事は→http://yamamoto8heitweets.blog.fc2.com/ へ引越しいたしました。よろしくどうぞ。

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