FC2ブログ

Entries

11/24のツイートまとめ

yamamoto7hei

■【神は空名なれど…④】日本人が宗教的に寛容だというのは誤り/~日本教が徹底的に排除したカトリックの教義「神の言葉が肉となる」インカーネーション(化肉・受肉)とは~https://t.co/PtWwMOzXs3
11-24 00:00

■【五・一五事件と純粋人間①】他民族の食物規定を嘲笑する日本人/~日本教の強固な教義の枠を意識しないが故に囚われ、その不自由さを全く感知できない”自由な”日本人~https://t.co/csjZaRzWyw
11-24 00:10

■【五・一五事件と純粋人間②】日本人に「フェア」という考え方は存在しない/~人類史上もっとも卑劣な事件であった「五・一五事件」~https://t.co/RROeDpCAQv
11-24 00:20

■【五・一五事件と純粋人間③】三十五万通の減刑嘆願書/~五・一五事件を起こした青年将校に「論理」は無かった~https://t.co/CLC5NpkQBs
11-24 00:30

■【五・一五事件と純粋人間④】「人間の純度」に基づく徹底した差別(流動的アパルトヘイト)の国・日本/~日本社会に「法の前に平等」は存在しない~https://t.co/YxnmaIntgI
11-24 00:40

■【日本人の政治的反応度①】日本に「政教分離」はありえない/~宗教問題ではなく”政治”問題化してしまう靖国問題~https://t.co/OW3Fd41pvZ
11-24 00:50

■【日本人の政治的反応度②】悲惨な宗教戦争の反省から生まれた西欧の「政教分離(教会と国家の併存)」の考え方が皆無な日本人/~軍人勅諭の”逆転”が軍隊内に政争をもたらし、無統制な集団へと化した日本軍~https://t.co/Nqbl09Spc6
11-24 01:00

■【日本人の政治的反応度③】解決不能な困難な問題に直面すると、内容不明な空体語(八紘一宇/肇国の精神)を新造し出す日本教徒https://t.co/ksdZWms07Q
11-24 01:10

■【日本人の政治的反応度④】空体語の”言いまくり”に沈黙せざるを得ない日本人/~人間の暴力を言葉(=思想)と切り離して、一種の自然現象(=天誅/天譴)とみる伝統的な日本の考え方とは~https://t.co/cIDVfOTxFS
11-24 01:20

■【日本人の政治的反応度⑤】言葉が失われる”心機一転(ローテーション)”の天秤体制(バランスクラシー)/~政治問題における「純粋な人間」による暴行が、法に優越してしまう日本教の世界~https://t.co/fYwJUFXUOD
11-24 01:30

■【「成長」「変節」のない思想①】日本人にとって「思想は踏絵」/~異端尋問のための”踏絵”の図柄を変えることを「思想的成長だ」と思い込んでいる日本人~https://t.co/Zx0CQXhcMw
11-24 01:40

■【「成長」「変節」のない思想②】すべては相手の出方次第/~「踏絵」をはさんでお互いに「お前」と呼び合う「二人称」の関係しか成り立たない日本社会~https://t.co/lDpohxkwlA
11-24 01:50

■【「成長」「変節」のない思想③】日本におけるあらゆる問題の処理は「言わせておいて片づける」のが解決の基本的方式https://t.co/dD7eT1TIqE
11-24 02:00

■【「成長」「変節」のない思想④】空体語を口にしつつ実体語で行動する日本人/~西欧人から見て日本人が偽善者・嘘つきに見える理由とは~https://t.co/vokkPZQwZL
11-24 02:10

■【「成長」「変節」のない思想⑤】天秤体制(バランスクラシー)を巧みに運営するのが、日本の政治家の主な任務https://t.co/KM4FpJH3eb
11-24 02:20

■【「お前のお前」の責任①】「天秤」と「二人称」の世界には”議論”はありえない/~現実(実体語)に基づく弱気を口にした人間が全責任を負わされ、口をつぐまざるをえない日本社会~https://t.co/4kctsl8IdH
11-24 02:30

■【「お前のお前」の責任②】不思議な「対話の世界」/~「天秤の世界/二人称だけの世界」での”基準”を外の世界にも適用しようとして失敗する日本人~https://t.co/GN7g0Q8QTd
11-24 02:40

■【「お前のお前」の責任③】二人称の「話し合い」の世界=天皇制/~「二人称のみの世界の対話方式」の二人の成功者、自らを純粋人間だと証明した恩田木工と美濃部都知事~https://t.co/i8GiPjxCjZ
11-24 02:50

■【「お前のお前」の責任④】二人称の関係(天皇制)に入ることが「民主主義」と呼ばれる日本教の世界/~二人称だけの世界は、二人称の「対話」が法や政策に優先する~https://t.co/a9sNxmqesq
11-24 03:00

■【「お前のお前」の責任⑤】「二人称の関係」に入らない者は、その責任を糾弾される日本教の世界/~自分の純粋性を証明すると共に「二人称の関係」に入ろうとするのが日本人の「責任」の取り方~https://t.co/FSA1dNLa7T
11-24 03:10

■【朝日新聞の「ゴメンナサイ」①】「証言」の無い日本教の世界には「偽証」はありえない/~なぜ偽証の責任問題から日本社会は目を逸らすのか~https://t.co/sVxBbLWbFb
11-24 03:20

■【朝日新聞の「ゴメンナサイ」②】私の責任=責任解除/~朝日新聞による『中国の旅』キャンペーンは「日本人は虐殺事件を起こしても、その責任者を法で裁かない」という恐ろしい宣言である~https://t.co/0MNdlEhXGk
11-24 03:30

■【朝日新聞の「ゴメンナサイ」③】日本と西欧では倫理の「基準」が違う/~日本人が幼少時より”尻から叩き込まれている”「私の責任=責任解除」という日本教の教義~https://t.co/HCpEV2ktyO
11-24 03:40

■【朝日新聞の「ゴメンナサイ」④】本多勝一に問う/~「我々の責任だ」という者は責任が解除され、「我々の責任だ」と認めない者は徹底的に追及される日本教の「狸の論理(私の責任=責任解除)」~https://t.co/lK5oRMg1aB
11-24 03:50

■【朝日新聞の「ゴメンナサイ」⑤】明治初年以来、日本と中国の関係は常に異常/~中国と「(日本教徒内部の問題処理に有効な)”二人称の関係”に入りうる」と信じて何度も失敗を繰り返す日本~https://t.co/PFJE9Qnrcs
11-24 04:00

■【本多勝一様への返書①】本多様は米寿に近い/~日本人の「謝罪」の不思議を最初に取り上げたのは夏目漱石~https://t.co/LssusfkhJk
11-24 04:10

■【本多勝一様への返書②】あるいはまた三歳の童児か/~「私の責任」という言葉と「責任解除」という言葉を結びつけ、日本教を解き明かした天才、夏目漱石~https://t.co/baFryolvUa
11-24 04:20

■【本多勝一様への返書③】「ゴメンナサイ=私の責任です=責任解除」は、日本教(人間教)における「懺悔→告解」/~子供がゴメンナサイと言わないことを叱るのは「相互懺悔の宗教教育」~https://t.co/fajpFZQMzn
11-24 04:30

■【本多勝一様への返書④】なぜ天皇を糾弾しないのか/~本多勝一の唱える「責任の追及」は、壁訴訟、陰口、犬の遠吠えであって、責任の糾弾ではない~https://t.co/Qik9BztnZX
11-24 04:40

■【本多勝一様への返書⑤】残虐少尉をなぜ匿名にしたか/~本多勝一の唱える責任の追及は、実際には何もしない「天皇制下の一億総懺悔」に過ぎない~https://t.co/qDvEYASYh9
11-24 04:50

■【本多勝一様への返書⑥】この物語は伝説だ/~ルポルタージュとは伝説の中から「事実の核」を取り出す仕事であって、本多勝一のように「伝説を事実だ」と強弁することではない~https://t.co/0nzVOJUzmn
11-24 05:00

■【本多勝一様への返書⑦】天皇制は日本人の逃げ場/~「天皇の責任を追及することは私の責任だ」と言うことによって「責任が解除される」と信じている本多勝一は形を変えた天皇制支持者である~https://t.co/hUYLIhTQaj
11-24 05:10

■【本多勝一様への返書⑧】「天皇制はなくなれ」はナチの論理/~自分の考え方を最も進んだものと勝手に自己規定し、それに適合せぬものを「消えてなくならねばならぬ」と一方的に断定する本多ナチズムこそ野蛮~https://t.co/6qStuxkEPT
11-24 05:20

■【本多勝一様への返書⑨】ベドウィンはあなたをどうみたか/~本多勝一流「長いものにまかれろ」主義は”相互誤解”への道~https://t.co/Q6xFnJQ53a
11-24 05:30

■【本多勝一様への返書⑩】取材するためイスラム教徒に変装したことを「有効な手段だった」と言い放った傲慢かつ無神経な本多勝一https://t.co/VaOYMWGzMb
11-24 05:40

■【本多勝一様への追伸①】伝統的思考を、それを知らない相手に理解させることの困難さhttps://t.co/H9EdOkHYAV
11-24 05:50

■【本多勝一様への追伸②】ブランド氏の謝罪と本多様の謝罪/無意識の前提/~ヨーロッパ人と日本人では「謝罪」という言葉の意味内容が全く異なる~https://t.co/1aNmrwl1OZ
11-24 06:00

■【本多勝一様への追伸③】聖書の世界の「贖罪」とは/ナチズムの第一歩/~殺される側に立つと称し、「反論者を犯罪人の位置におく」体勢をとる本多勝一~https://t.co/4crzj41Laa
11-24 06:10

■【本多勝一様への追伸④】正義とは「瀆(けが)れた布」/~正義を口にする者は、罵詈讒謗で始まり、叫喚になり暴行になり、流血で終わる~https://t.co/7dX279D10c
11-24 06:20

■【本多勝一様への追伸⑤】争いはそれ自体罪悪である/靖国神社は西欧のイミテーション/~「争うこと自体を罪悪」とする日本の伝統的思想は、正義の「争い」に弱い~https://t.co/rzqfhcwHlB
11-24 06:30

■山本七平botまとめ/【世界最古の社会保障法】~社会的”施与”でも”恩恵”でもなかった社会保障の考え方とは~https://t.co/DoszDnx1ku
11-24 06:40

■山本七平botまとめ/【恐ろしい話①】/死の商人よりも恐ろしい「死の詐欺師」/~資源がある期間だけにすぎない産油国の富~https://t.co/26O1TTdZYp
11-24 06:50

■山本七平botまとめ/【恐ろしい話②】/「死の詐欺師」より恐ろしい「思想的(宗教的)な使命感」/~恐ろしさの”起点”は経済的動物(エコノミック・アニマル)ではない人間~https://t.co/xYDvuZ2NX1
11-24 07:00

■山本七平botまとめ/【恐ろしい話③】/「人はパンのみにて生くるにあらず」の真の意味とは/~人は何によって語られた言葉(レーマ)で生きているのか?それを知らないで生きる恐ろしさ~https://t.co/Z6HLqeqpO9
11-24 07:10

■山本七平botまとめ/【バシー海峡①】/日本の敗滅は「バシー海峡」にあり/~なぜ日本人はバシー海峡という言葉を忘れてしまったのか?~https://t.co/7xanddLGtC
11-24 07:20

■山本七平botまとめ/【バシー海峡②】/日本の近海で猛威を振るっていたアメリカ軍潜水艦https://t.co/b5NZ9mKDig
11-24 07:30

■山本七平botまとめ/【バシー海峡③】/「バシー海峡の忘却」は真実が何一つ語られていない証し/~アウシュヴィッツに優る大量溺殺死のベルトコンベアと化したバシー海峡~https://t.co/vXzfimVUeg
11-24 07:40

■山本七平botまとめ/【バシー海峡④】/「バシー海峡の悲劇」はまだ終わっていない!/~「やるだけの事はやった」という”バシー海峡的”行き方を続けている日本人~https://t.co/GUbGbATzGv
11-24 07:50

⑤【山本】自分は日本の法律を破るつもりはない――日本は法治国家のつもりですからね――教えを広めるだけである、教えを広めた結果、日本国の法律に違反する行為をする人間が出てきたら、あなた方は絶対の権力を持っているのだから、その時処罰すればよかろう、というんですね。
11-24 08:12

⑥【山本】これに対して白石は、日本には法律がないのだと答えるんです。日本という国は「教えて治に至る」、だんだん教育していって、最終的に一つの秩序を作っている国なのだから、教えるという根本にさわられるのは困るんだ、と。これがまず一つですね。
11-24 08:42

⑦【山本】更にまたシドチが反論して、中国もシャムもキリシタンを禁じていない。なぜ日本だけが禁ずるか、と。白石がシドチに中国をどう思う、日本人とどう違うと思うかと反問する訳です。「中国は方(けた)にして渋れる国」「日本は円(まどか)にして温和なる国」とシドチが答える。
11-24 09:12

⑧【山本】その通りだ、だから困るのだと白石が言うんですね。日本人は温和にしてまどかだから、絶対主義的なものがくると抵抗の方法がない。たちまち派を分かち宗教集団ができて相争うであろう。日本においては全てあやふやであらねばならない、だから、キリシタンは困る。
11-24 09:42

⑨【山本】その次にあげる理由が、直接神を拝するからいけない、と。儒教においても天を拝するということはあるけれども、天を拝していいのは皇帝だけだと言ってるんですね。諸公は皇帝を拝すること即ち天を拝する所以であり、家臣は諸公を拝すること即ち天を拝する所以である、と。
11-24 10:12

⑩【山本】つまり、すぐ一つ上を拝するんだというんです。妻は夫を拝すること即ち天を拝する所以なり。こうして順々に階層的になって日本の秩序はできている。キリシタンはイスラムと同じで、個人が直接天を拝する。すると、その人間にとっては天が二つできる。
11-24 10:42

⑪【山本】忠臣、二君に仕えずというけれども、自分のすぐ上の天と、本当に天に仕えるという形で二君に仕える結果になってしまう。貞女、二夫にまみえず、が二夫にまみえちゃう。こういう形にはしたくないんだ、と。だいたいそれが三つの理由ですね。
11-24 11:12

⑫【岸田】なるほど。新井白石の日本という国についての自己分析の鋭さがすごいですね。【山本】本当にすごいです。いま考えてみても、なるほど、これは困るわい、と思いますね。(笑)
11-24 11:42

⑬【山本】ジゼッぺ・キアラこと岡本三右衛門という転びキリシタンがおりまして、これが幕府のキリシタン顧問をしていたんですね。『三右衛門筆記』という記録を残しています。現在は原本がなく、要約しかないんですが、これを白石はよく読んで勉強していたらしいんです。
11-24 12:12

⑭【山本】何よりもまず「汝思いを尽くし、精神を尽くし、心を尽くして、主なる汝の神を愛すべし」という一説があることを彼は知っていた。これなど白石は大いに困ったでしょう。
11-24 12:42

■山本七平botまとめ/【教えて治に至る/温和なる国の困惑①】新井白石が宣教師シドチを幽閉した理由/日本の秩序の根本に抵触するキリシタンの危険性を見抜いていた新井白石https://t.co/YqNYMYOyb7
11-24 13:12

①【岸田】結局、日本においては、行動を規定するものは、直接的な人間関係だけであるということですね。【山本】ええ。日常接する具体性のあるもの、それ以外は規定してこないんです。<岸田秀との対談集『日本人と「日本病」について』
11-24 13:42

②【岸田】これは結局、日本人とヨーロッパ人の自我のでき方の違いですね。ヨーロッパ人の自我というのは、やはり神に、唯一神に支えられてるんだと思うんです。人間は自分がこの宇宙の中で孤立していて、どこにも繋がっていないという事態は絶対に耐えられない事なのであって、支えが必要なんです。
11-24 14:12

③【岸田】「自我」とは幻想ですからね。この幻想を支えるものがないかぎり、自我は持てない。ヨーロッパ人は神に支えられてはじめて、あの日本人から見ればきわめて個人的な強い自我を持ち得たんです。神への信仰が自我を支えてるわけですね。
11-24 14:42

④【岸田】日本人の自我はというと、神がいないわけですから、神によって支えることができない。結局、人間関係が自我を支えてる。【山本】そうですね。話し合いのできる相手と、お互いに相手の立場になっちゃえば自分が支えられる。
11-24 15:12

⑤【岸田】ところが、周囲の人の善意に支えられてるだけに、この善意を失うと非常にもろくも崩れ去っちゃうんだな。【山本】一家心中がそれですね。環境が崩壊すると人格が崩壊しちゃうんだ。
11-24 15:42

⑥【岸田】おやじの自我も、奥さんの自我も、息子の自我も、みんなもたれ合ってつながってるんです。マッチ棒がもたれ合って立っているようなもので。だから、そのうちの一本が抜けると全部倒れちゃう。一家心中になってしまう。
11-24 16:12

⑦【岸田】いつだったか、栃木県である市会議員一家の三世代にわたる一家心中がありましたね。既によそへ嫁いでいる娘さんまで行動を共にしている。ただ、ここで興味深いのは、そういう時のマスコミの報道は、なぜ娘やいたいけな幼児まで、といった西洋自我の観点からなされるんですよね。
11-24 16:42

⑧【山本】そうなんですよ。何か言うときには必ず西欧的というか、疑似西欧的な論理を持ってきて論ずるくせに、自分はそれに拘束されてないんです。
11-24 17:12

⑨【山本】そう書いてる人間が同じ事をするかもしれないという処に視点をおいて、この事件がなぜ起きたのかを書くという事をしない。これは日本のマスコミの一番悪い点だなぁ。だから、なぜ環境の崩壊が自我の崩壊になるかというと、私は石田梅巌のような考え方をしているんだろうと思うんですよ。
11-24 17:42

⑩【山本】つまり内心の秩序と社会の秩序と宇宙の秩序が一致してなくちゃいけない。社会といったって自分の回りの小さな社会ですよね。その秩序が崩壊すると自分が崩壊しちゃう。その代り、崩壊しない内は、西欧的自我に比べて本当にもう抵抗を感じないですむ日常だから、実にのんびりしていられる。
11-24 18:12

■山本七平botまとめ/【教えて治に至る/温和なる国の困惑②】唯一神に支えられている西欧的自我、人間関係に支えられている日本的自我/擬似西欧的論理で論ずるのが日本のマスコミの悪い癖https://t.co/qt7sHnBKMs
11-24 18:42

①【転移する「家」】【岸田】明治以降の文学者にとって、いかにして家との絆を断って近代的自我を確立するか、という事が文学上の大テーマであって、粒々辛苦してきている訳です。しかし、どれもこれもぼくの目から見れば中途半端で挫折しているとしか思えないんですね。
11-24 19:12

②【岸田】漱石にしても藤村にしても荷風にしても、みんなそうですね。「封建的な」家を観念的には否定するんですが、家を否定するより前に自分が崩れてしまったり、個人主義者というよりは、はぐれ者、すね者になってしまったり、結局だめでした。<『日本人と「日本病」について』
11-24 19:42

③【岸田】つまるところ、神がいない限り、近代的自我はつくれないんです。【山本】結局、家が崩壊したと言いますけど、日本の家というのは元来、本当の血縁集団じゃないですからね。家イデオロギー、家幻想なんだ。だから、どこへでも転移するんです。
11-24 20:12

④【山本】本当に家イデオロギーが崩壊したら大変なことですけれども、どこかに代りの家ができてしまうんです。それだけのことですよ。かつて、家、家とうるさく言ったのはね、古い家イデオロギーに固まっていて、新しい家イデオロギーにならないからいけない、ということなんです。
11-24 20:42

⑤【岸田】なるほどねえ、新しい家イデオロギーに過ぎないわけだなあ。【山本】家イデオロギーが転移して、会社が家になっちゃっても構わんわけでね。それは今の中小企業を見ているとよくわかります。あれは「家」なんですね。徳川時代とちっとも変ってない。
11-24 21:12

⑥【山本】私と同年輩の連中が昔の製本屋に入った時なども、就職という意識はないんですよ。一家に加入するわけです。その一家の中で働くと、だんだん兄貴分になって、最後にはのれん分けで分家するわけですね。中小企業の場合、下請けになって、これは本家と分家という感じなんです。
11-24 21:42

⑦【山本】本家からきた仕事はどんなに忙しくてもやるし、逆に仕事がなくなったときは本家へ行けば、本家は自分とこの設備を遊ばせてでも仕事をくれる。こういう親企業、子企業、孫企業というつながりなのであって、日本の企業の95パーセント、企業従業員の85パーセントはこれなんです。
11-24 22:12

⑧【岸田】一頃の…円高パニックの折、燕市の洋食器産業が全滅するとか、どこそこが潰滅するとか、弱小輸出産業の危機が喧伝された訳ですが、実は殆ど潰れなかった。これはそういう構造に秘密があるんですね。企業の複雑な親子・兄弟関係がショック・アブソーバーになって負担を吸収し合っちゃった。
11-24 22:42

⑨【山本】少しずつ犠牲を分担してね。だから本当の意味の労働組合、つまり職能別労働組合は絶対にできないんですね。唯一”海一家”という形の海員組合を除けば。ニューヨークの新聞一斉ストなんて光景は日本には現れっこない。朝日一家がス卜やれば毎日一家が俄然張り切っちゃうわけで。(笑)
11-24 23:12

⑩【山本】ただ、機能集団が共同体になってしまうと困ったことが一つあって、共同体を維持するために機能するという逆の現象が始まるわけですよ。国鉄一家が、一家を維持するために汽車を走らすということになってくる。
11-24 23:42

スポンサーサイト
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://yamamoto7hei.blog.fc2.com/tb.php/2427-5607b073

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

プロフィール

山本七平bot

Author:山本七平bot
山本七平bot(@yamamoto7hei)がつぶやくツイートを日毎にまとめるブログです。
ちなみに、今までこちらのアドレスに存在したブログ「一知半解なれども一筆言上」管理人がつぶやくツイートまとめ記事は→http://yamamoto8heitweets.blog.fc2.com/ へ引越しいたしました。よろしくどうぞ。

山本七平botが、現在つぶやいているツイート

山本七平bot < > Reload

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR